釣りのベロコが市場に顔を出しています。

標準和名では、キュウセンといいますが、庵治ではベロコと呼びます。

この魚は面白い習性があり、夜間や冬場は砂に潜り眠ります。

また、性転換をする魚としても知られています。

青ベロコは雄で、赤ベロコが雌です。

小さいときはメスで、群れの中で大きいものが雄になり青ベロコと変身します。

ベロコは、外海に面したところでは、食べませんが瀬戸内海では高級魚です。

特に、香川、岡山、広島の三県では、珍重します。

ベロコの料理では、塩焼きが絶品で、特に大型の青ベラは、上品な味わいがあります。

また、家庭料理では、小型のものを素焼にしてから、煮付けたり、２杯酢や三杯酢で食べます。

大型のベラを刺し身にしても美味です。

見かけたらご賞味ください。

今朝の市場への入荷は、順調です。

春に産卵するマダイ、チヌ、サワラ等は、産卵が終わり腹がすっかりしぼんでしまっています。

庵治のサワラ漁は、今週で全船終漁のようです。

今朝の主な入荷魚は、マダイ、小エビ、ナシフグを中心にメイタ、ゲタ、クロダイ、ハネ、

ヒラメ、アコウ、オコゼ、コノシロ、メバル類、キス、、ベロコ、ニベ、ハモ、アナゴ、ベイカ、ハリイカ類、クルマエビ、ワタリガニ、ニシ貝等です。

 

今朝は、夜が明けるとすぐに出漁していきました。

今日の漁で、この潮は休漁に入ります。

シラス漁は小潮に２日休みまた再開します。

２６日から再開ということになります。

価格が高値を持続していますので、次の潮も好漁であることを期待しています。

 

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