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2011/06/25

夏が旬のアナゴ

| by あじまる
観光振興館に展示されている活花
アナゴ

アナゴは、季節によってあまり味が変わらず、美味ですが、特に夏場のアナゴは美味です。
アナゴもウナギほどではありませんが、産卵のための大回遊をすることで知られています。
アナゴの産卵は、南西諸島近海で行われ、半透明の稚魚が春のイカナゴ時期に漁獲されます。
高地では、ノレソレ、岡山ではベラタと呼ばれて高級食材として利用されています。
庵治でも岡山同様ベラタと呼びますが、食用にはしません。
夏には爪楊枝くらいになり、秋のお祭り時期には、少し細いのですがホソベーと呼ばれて、
寿司の具等に利用されます。
2~3年魚までは、県内で獲れますが、それ以上大きくなると、産卵のために外海へ出ていきます。
アナゴは、庵治では主として底引き網で漁獲され、一部は、え縄でも漁獲されています。
アナゴは、付け焼きにしてバラずしや押しずしの具にしたり、酢につけたアナゴを用いた生寿司や、炊き込みご飯等の郷土料理に使われます。
アナゴのばら寿司(庵治のおさかな便利帳より)
また握りずしの種にしたり、煮物、テンプラ等にもします。
更には、アナゴずしやアナゴ飯が駅弁にされていて、高松駅のものは全国的にも有名です。
アナゴは、夏場が特に美味ですので、見かけたらご賞味ください。
市場情報
出漁していく底引き網漁船
今朝の市場への入荷は順調です。
 夏が旬の魚が増えています。
主なものは、マダイ、小エビ、マダコを中心にゲタ、メイタ、ヒラメ、オコゼ、コチゴ、メバル類、
アコウ、アイナメ、チヌ、ハネ、サゴシ、ベロコ、キス、セトダイ、ニベ、アカエイ、アナゴ、ハモ、ベイカ、
ハリイカ類、ワタリガニ、クルマエビ、ニシ貝、サザエ等です。
マダイ
小エビ
マダコ
メイタ
オコゼ
キス
ベイカ
ワタリガニ
クルマエビ

05:21 | 漁業