キジハタの放流
キジハタ放流種苗

昨日は、県水産振興協会配布のキジハタの放流がありました。
サイズは、全長4~5cmくらいの大きさのものです。
キジハタ

キジハタの成長は遅く、体重1㎏のサイズに達するのには7年もかかります。
マーケットサイズの400gになるのにも4年かかります。
アコウの成長

キジハタは、高級魚で県民にも親しまれてきた魚ですが、瀬戸内海の水質悪化に伴い資源が大きく減少し、幻の魚になりかかっていました。
そこで、官民挙げて人工種苗放流によるキジハタ資源の復活をもくろんできました。
キジハタは、種苗生産がむつかし種類とされていました。
関係者のご努力で、一時は種苗の安定生産もまじかというところまで来ていましたが、ウィルスの問題が発生し頓挫していました。
ここへきて、水産総合研究センター屋島において、閉鎖系循環型の飼育システムが開発され、
再びキジハタの人工種苗の安定生産が可能になったようです。
最近では、長年の人工種苗の放流効果が現れ、市場でも漁はまだ多くありませんが、よく見かけるようになっています。
キジハタの刺身(香川の水産業 香川の魚より)

キジハタは、夏が旬といわれ、刺し身や煮つけ、うしお汁等にして美味です。
見かけたら、ご賞味ください。
市場情報
庵治市場は、お休みです。
高松市場は、開市しています。
見かけたらご賞味ください。