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2013/05/08

5月1日より放卵ガザミの再放流実施中

| by あじまる
今朝の日の出

市場情報

今朝の市場への入荷は、順調です。
主なものは、サワラ、マダイ、ハネ、ヒラメ、ボラ、チヌ、オコゼ、メイタ、ゲタ、コノシロ、
コチゴ、メバル類、キス、小フグ、アカエイ、アナゴ、ベイカ、スルメイカ、ハリイカ、
モンゴウイカ、小エビ、クルマエビ、ワタリガニ、ニシ貝等です。
サワラ情報

昨日は9隻の出漁で、50本ほどの漁獲量でした。
サイズは1~6kgで、サゴシの比率が徐々に増えてきています。
また、使い物にするサワラの注文が増えてきています。
お嫁さんが、里へサワラを持って行き、帰りには、サワラの押し抜き寿司を持ち帰る讃岐の風習がまだ続いているようです。
こまし網情報

昨日は、16隻の操業で、2トン程の漁獲でした。
オオブク、ナシフグ、イカの漁獲は、ほんの僅かしかありませんでした。
シラス漁まで、中休みする船が増えそうです。
抱卵ガザミ

瀬戸内海でカニといえばワタリガニのことで、非常に美味な蟹です。
庵治漁協におけるワタリガニの資源保護の取り組みをご紹介します。
ワタリガニの受精卵は、外子になっています。
母ガニの腹節の足に付着して、孵化するまで保護されています。
産卵は、初夏から夏場にかけて行われ、1尾の親が2~3回産卵し、
その産卵数は100万尾にもなります。
そこで、東讃地区の関係漁協は、
放卵ガザミの再放流を実施するよう取り決めをし、
庵治漁協でも、抱卵ガザミの再放流を実施しています。
抱卵ガザミが網にかかれば、漁業者は市場には出さず、漁協に持ってきます。
漁協では、これを受け取り、水槽に生かしておいて、再放流します。
再放流の場所は、漁業者には秘密です。
今年はまだ抱卵ガザミの出現は、少ないようです。
ガザミ資源の維持涵養を目指して、庵治漁協の漁業者は、頑張っています。
今年もガザミが豊漁になることを祈念しています。
05:42 | 漁業